サンフランシスコにある世界でも最も有名な科学館、エクスプロラトリウムを見学しにいきました。建物は環太平洋博覧会の行われた公園パレス・オブ・ファインアート内にあり、脇にはギリシャの遺跡?ともいうべき雰囲気の建造物が立っています。

エクスプロラトリウム自体は、外観も質素で中はまるで倉庫のようでした。しかも中は薄暗く近代的なイメージとはかけ離れています。にもかかわらず、うわさ通りのすばらしい科学館でした。

写真1
看板の前にて。手持ちの袋の中は、サイエンスショップで買ったたくさんの参考品。左から湯本所長、私佐藤、三宅。ちなみに、ここの研究者の名刺も看板と同様に、穴が開いていました。
写真2
ションコネリー主演の映画「ロック」の撮影舞台にもなった、静かで落ち着いた美しい景観の中にあります。
写真3
こんなに暗いのです。必要なところは、スポットライトがあたっているので問題はないようです。見せたいところだけ見せる効果が感じられます。

エクスプロラトリウムは、1969年に、教育者で物理学者のフランク・オッペンハイマー(原爆の発明で有名なオッペンハイマーの兄)が設立した民間の施設です。
このエクスプロラトリウムの印象を一言でいうならば「骨太な科学館」といったところでしょうか。
わたしなりに感じた展示のコンセプトは、

  1. おもしろくなければいけない
  2. 基礎的な原理を教えたい
  3. 触り放題
  4. 頑丈
  5. スタッフも楽しむ

見学を終えて、科学技術立国日本にこそ、このようなすばらしい科学館があるべきなのになあと、つくづく思いました。
体力と時間とが限られていたので、全部を見たわけではありませんが、展示物のいくつかを紹介しましょう。
機会があったら、みなさんもぜひいってみてください。
ちなみに、この科学館はスケボーで入っても、犬を連れて行ってもOKです。

エクスプロラトリウム取材写真集サムネール写真をクリックすると紹介文と拡大写真を表示します。