ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第60回 10/2/12放送
今回は大きな糸車を使った実験を行いました。

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今月は、大きな糸車を作っての実験です。

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車輪の直径90cm、車軸64cm、車軸の中央に10mほどのひもを巻きつけます。

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ひもを引っ張れば、時計回りに糸車が転がってひもがほどけます。ひもの引っ張り方で転がる方向を、ゲーム感覚で当ててもらいました。

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1問目は、ひもをまっすぐ上に引っ張ります。子どもたちには、転がってもぶつからない方に立ってもらいます。

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上に引っ張ると…、ほどける方向である前向きに転がります。当然全員正解。

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2問目は、ひもを後ろ斜め方向約70度の角度で引っ張ります。

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これも、ひもがほどけながら、前向きに転がります。1人不正解。

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3問目では、約30度の角度で後ろに引っ張ります。

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後ろ方向でもひもを引っ張れば、前に転がるはずということで、子どもたちのほとんどが後ろに並びました。

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が、なんと糸車はひもを巻き取りながら後ろに転がってきて、子どもたちにドスン。なぜ、ひもを引っ張る角度で前や後ろに行くのでしょうか?

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紐を引っ張ると、水平方向に前向きの力と後ろ向きの力が同時に発生し、前向きの力が強いと前に転がります。

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ひもの角度によって後ろ向きの力の大きさが変わり、低いほど前向きの力より大きくなって後ろに転がるのです。

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ちょっとむずかしいようですが、実際に糸車やヨーヨーを使って実験してみるとわかりやすいですよ。

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次回の放送は3/12、ロウソクを使った実験を紹介します。