TOPトピックス > 参加者数5,000名を超え大盛況だったモンテッソーリ教育大会レポート

トピックス 幼児教育

2007年12月3日

参加者数5,000名を超え大盛況だった モンテッソーリ教育大会レポート
(財)才能開発教育研究財団研究員 駒形紀男氏より

世界で広く行われているモンテッソーリ教育は100年前に誕生!

 日本ではまだまだ一般の方々までには知り渡っていませんが、「モンテッソーリ教育」は、実は100年前にイタリアのローマで、医学博士であったマリア・モンテッソーリ女史が最初に行った幼児教育法です。現在、欧米をはじめ南米、アフリカ、オセアニア、アジアなど、世界各国で盛んに行われています。

子どもの「自立」を目指すモンテッソーリ教育

 日本でも、昨今の犯罪の低年齢化、いじめ・ニート増加問題等に加え、少子化傾向に伴い幼児教育に対する関心が近年になく高まってきています。そこで、子どもは生まれながらに「自己教育力」を持ち、「集中」することで正常な発達を遂げることに注目し「自立」した子どもの育成を大切にするモンテッソーリ教育が、それに応えうる教育法として注目を浴びてきています。 

1年かけて全国各地で開催『子どもの家』誕生100周年記念大会

 『子どもの家』誕生100周年にあたる2007年の一年間を通して、日本モンテッソーリ教育綜合研究所では2月の沖縄大会を皮切りに、3月東京・立川、5月福岡、6月北海道、9月宮崎、10月「中央大会(東京)」、11月佐賀大会と一年間をかけ、全国各地で地元のモンテッソーリ教育関係者のお力を借りながら記念大会を開催し、延べ5,000名もの方々にお越しいただきました。特に、10月の中央大会では文科省の後援をいただき1,000名以上の参加者をみました。又、協賛の学習研究社からは、学研教育総合研究所所長の、安威誠氏から祝辞を頂きました。

記念大会の主役はモンテッソーリ教育をまだご存じない一般の方々

 全国のお子さんをお持ちのご両親をはじめ、モンテッソーリ教育未導入園・教育関係者がたくさん参加されました。大会は記念講演(写真上左)と分科会&体験コーナー(写真上右)、公開保育等で実際にモンテッソーリ教育のよさを体感していただくことを目的としました。「中央大会」では、アメリカよりMARLENE BARRON 博士(AMS元会長、ニューヨーク大学教授)にもお越しいただき記念講演を行っていただきました(写真左)。

 「以前から知りたかったので、喜んで参加しました」「子どもの成長に合った教育を見たくて……」「自分の子どもに合った教育だと思っていたので、今日、直に触れられてよさを実感しました」等の感想を多く聞くことのできた一年であったといえます。日本全国には800ものモンテッソーリ教育実施の保育園や幼稚園、『子どもの家』といった教育施設があります。興味のある方は、是非、門をたたいてご自身の目で確かめてください。お待ちしております。日本モンテッソーリ教育綜合研究所のホームページに実施園のリストが掲載されております。◎当研究所は30年前から乳幼児を対象とするモンテッソーリ教育「教師養成」通信教育を行ってきました。今では約2500名の卒業生を送り出し、卒業生は全国で活躍中です。

一覧に戻る

▲このページのトップに戻る