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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2020年8月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習・新型コロナ対策の休校に関する調査」

9.新型コロナによる休校について
オンライン学習の悪い点
★インターネット接続や機器に対する不便さに66.8%が「悪い」と回答。

【図26】(休校中にオンライン学習をした人対象)
休校期間中に取り組んだ学校や塾のオンライン学習について、良くなかったと思う点は何ですか。(5つまで)

↑クリックすると大きな図が見られます

オンライン学習を体験した小学生の子どもたちは、どのようなことに困り、不便さを感じたのだろうか。

1位「目が疲れる」(28.5%)は男女ともにトップであったが、学年別で見ると、中学年・高学年と比較して低学年の回答率がやや高い。一般的に学年が上がるにつれテレビやスマートフォン、パソコンなどの画面との接触時間が長くなる傾向にあるなか、低学年の小学生にとってはオンライン学習の導入によって画面接触時間が急激に増えたケースが多かった、ということの表れだろうか。

その他注目したいのは、インターネットや機器に関する不安・不満・不便を訴える回答の多さである。回答数が分散しており、一つひとつが目立ってはいないものの、これらインターネット・機器に関する回答を合算すれば、全体の66.8%にも上る。文部科学省による「GIGAスクール構想」(※1)、経済産業省による「EdTech導入補助金」(※2)といった制度面での大きな後押しもあり、オンライン学習がさらに身近になることは確実だ。デメリットとなる部分をメリットに変えながら、子どもたちの学習意欲を維持できるよう環境を整えていく必要性があるだろう。

※1 1人1台端末や高速大容量の通信ネットワークを全国の学校に整備し、子どもたちの資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境の実現や、デジタルコンテンツの充実、指導体制の強化を推進する文部科学省の構想。
(参考)文部科学省HP「GIGAスクール構想の実現について」

※2 (参考)令和元年度補正 EdTech導入補助金