「太陽・地球・月」単元用に5年生のふろくとして創刊時からスタートした天体望遠鏡。その頃のセットはレンズ3枚と筒用の紙一枚。丸めた紙にレンズを挟み込んで自作するシンプルな作りだが、太く巻いた筒に細く巻いた筒を重ねて伸縮させ、ピントを調整できた優れもの。67年からは筒用の紙を自分で用意することになっていた。その後筒の形態は、70年からプラスチックの骨のみで筒なし、70年代後半は本誌とじこみの折った厚紙を使用する四角型、80年代前半にはプラスチック製へと変化した。そして88年「反射 式天体望遠鏡」が登場。筒がなく、下を向いて覗いているのに星空が見える不思議体験ができた。4年生と5年生の入れ替えはあったものの継続していた天体望遠鏡であったが、星の見えにくい地域が増える等の環境変化から人気が下降、04年に姿を消すが、望遠鏡としては92年以降、4年の科学についた地上望遠鏡が休刊まで続いた。
- 1967
- 1971
- 1977
- 1997