ぼくたちのはめがでません きみならきっとそだてられます植物

1971 たねのびっくり 実験セット
5K / 4号

創刊以降低学年で毎年必ずついていたのが、最初に学ぶ理科の基本、植物の種である。各学年の植物系単元に準拠させた様々な種子がふろくになった。71年までの内容は以下のとおり。1年生「粒の大きな種子」アサガオやヒマワリを基本に、春に種を蒔く植物を育てて花の色や形を観察。2年生「種子の違い」を学ばせるために数種類の種子を一袋に同封、種の形を見ながら選別してきれいな花壇を作るよう指導。3年生「植物の増やし方」を調べさせるためにヘチマやエンドウマメなど比較的種をとりやすい種類をふろくにした。

さて、創刊時の科学のふろくには「毎年オリジナリティをもたせる」というルールがあったが、植物の種は種。花の種類以外でどこを変化させたのか。創刊から約10年間の基本セットはシャベルとシンプルな植木鉢。シャベルは一般でも安価に入手できるようになると姿を消す。その後は植木鉢の形状に工夫を凝らすようになり、80年代以降はおもちゃのようなデザインに。85年には「植物工学研究所」が設立され、バイオ技術などを駆使して古代エジプトの発掘品「ツタンカーメンのエンドウ」のふろく化に成功した。

  1. 1969はるの たねまきせっと
    1K / 5号
  2. 1978かんさつセット
    1K / 4号
  3. 1983水やり鳥プランター
    3K / 5号
  4. 1999ツタンカーメンの紫エンドウ
    5K / 11号
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