1969
創刊以降変わることなく毎年1年生と3年生を大いに楽しませ続けたのが磁石のふろくである。1年生では「紙を通してもくっつく」ことを、迷路板などの遊びを通して学習した。60年代には紙製の遊び道具だったのが、相撲や魚釣りゲーム等のプラ製品へと進化。 磁石ひとつでこんなに様々なおもちゃが作れるのか、と驚かされる。生活科が始まる92年からは2年生でもふろくになった。
3年生では「方位と極」を学ばせるため、極の性質を使った遊びを次々に考案。60年代は棒磁石2つと方位磁針のみのセットだったものが、70年代以降は反発を利用して走る車やリニアモーターカーなどに進化。88年6月には磁性流体が登場するが、これは安全審査室での-20°Cでも凍らないから大丈夫!というお墨付きをもらったものの、翌年の冬旭川で-30°Cを記録、倉庫で磁性流体が凍り付いて容器が割れ、配本が遅れるという騒ぎがあったため、2年間で終わってしまった。99年、「バコチンくん」として改良を 加えた磁性流体ふろくが復活、さらに超強力磁石「ネオジム磁石」が登場。強力すぎて子どもが飲み込んだら大変!ということで6年生用とし、教科書にはない磁石の最新研究を紹介したのであった。
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