学習器とはちょっと違う、実用的なふろくがあった。日常生活で使っているうちにいつのまにか勉強になり、それゆえ、勉強が生活に役立つことは当たり前と思えた。たとえば 2年生の算数では “かさ”の勉強をするが、ふろくの水筒を使いながら自然に学び、同時に量感を得ることの大切さも理解した。
'90年からは、生活科で、収穫した作物でサラダパーティをするなどの活動が始まり、料理が身近なものになったため、mℓまで量れる料理用のカップへと様変わりした。2年生の算数ではアナログ時計の読み方を習う。しかし実生活ではデジタル時計が増えている。そこで'95年からは、本誌でアナログの読み方解説つきで、教材には実際に使えるデジタル時計がついた。