学研グループでは、公益財団法人プラン・ジャパン支援による途上国の子どもの教育環境整備に取り組み、現在「インドネシアにおける子どもの防災教育プロジェクト」が着々と進行しています。現地から2月現在のプロジェクト進捗報告が届きましたのでお知らせいたします。
インドネシア東部に位置する東ヌサテンガラ州は、自然災害の発生リスクが最も高い地域のひとつです。災害で家や家族を失った子どもたちは、経済的な理由から学業をあきらめ、働くことを余儀されます。都市部への出稼ぎで親が長期間不在になるケースも多いことから、子もたちは、災害から自分の身を守る術を身に付けなくてはりません。本プロジェクトでは、このような状況を改善するため、ソエ県キエ郡ピリ村のオエファウ小学校を拠点として、子どもたちの防災教育を充実させ、災害リスクを軽減させる様々な活動を支援します。
子どもたちや地域住民が主体となって、ハザードマップの作成や予想される被害の大きさなどの分析を行い、村と学校の防災計画をしました。
(写真提供/プラン・ジャパン)
「私はこのプロジェクトのいろんな活動がとても楽しいです。これまでに環境保全の大切さを学びました。大人と一緒に子どもとして参加するもの楽しいです。これから植林活動もする予定です。植林をすることで、少なくとも土砂災害の危険を減らすことができます」
(マヘリナ/アジア防災閣僚級会議にてインドネシア児童代表オエファウ小学校5年生12歳)
「私は緑いっぱいの木々が大好きです。このプロジェクトに参加して、私の村が土砂災害の被害を受けやすい地域だと知りました。だから私も何かしたいと思います。チークの木を植えると、土砂災害も防げるし、生活費のために少し売って、両親を助けてあげることもできます」
(マヤ/ブサブナオ小学校5年生の女子児童12歳)
学研グループでは今後も現地の声をホームページを通じてお知らせしてまいります。
学研ホールディングス CSR推進室