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TOP > イベント・セミナー> 夏のイベントレポート 大盛況だったモンテッソーリ教育「102年祭」
2009年8月24日(月)
去る8月9日、モンテッソーリ教育「102年祭」が五反田TOCビルで開催、成功裡に終了しました。当日の様子を、(財)才能開発教育研究財団 日本モンテッソーリ教育綜合研究所の駒形紀男主席研究員が報告します。
自立教育として知られているモンテッソーリ教育は、世界110ヶ国で実践されている教育法です。子ども自らが持っている「自己成長力」を生かすことで、子どもの健全な成長を無理なく促します。この教育法の創始者マリア・モンテッソーリは、なかでも子どもの成長と感覚器官は密接な関係にあることを発見し、五感を積極的に使うことを提唱しました。それが「感覚教育」で、それを発達させるために開発されたのが「感覚教具」です。
小さいうちから感覚器官を使うことで脳の回路が形成され、脳の発達に好影響を与えることは、今の脳科学からも証明されています。マリア・モンテッソーリはその事実を100年前に発見していたのです。
子どもの五感を伸ばすために開発された感覚教具ですが、ともするとその使い方はマンネリ化し、型にはまったものになりがちです。そこで、今回はアメリカからAMS(American Montessori Society=世界最大のモンテッソーリ教師養成機関)の元会長マーリーン・バロン博士(写真右)と、日本モンテッソーリ教育綜合研究所 教師養成センターの主任実践講師の松浦公紀(まつうらきみとし)先生に、既成概念に縛られない自由な発想の感覚教具の使い方を講演していただきました。
大会当日には全国各地からモンテッソーリ教育関係者のみならず、お子さんをお持ちの方々が来場され、会場は教育をよくしようとする人たちの熱気で溢れました。(写真左:長さの棒の発展活動例)