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TOP > 研究員レポート> 教育夏まつり2010「体験教室・さらに遠くへ跳ぶために」
2010年8月7日(土)
教育夏まつりは、教育関係者のみならず、教育に関心のあるご家族などが多数集まるイベントです。私達は、子どもたちに、世界の大舞台で活躍する人の話を聞いてもらいたいと考え、アテネ・北京パラリンピック走り幅跳び代表の佐藤真海さんにご講義いただきました。
サントリービジネスエキスパート(株)に勤務する佐藤さんは、チアリーディング部で活躍していた大学2年生の夏、小児がんの一種である骨肉腫を患い、右足のひざから下を失いました。 大きな悲しみの中から、「神様は、その人に乗り越えられない試練は与えない」という言葉を信じ、スポーツ、そしてパラリンピックに出会った佐藤さん。常に目標に向かって努力を続けている姿に、当日参加した約40名の子ども達は、真剣な眼差しで受講していました。講義の最後には、佐藤さんと子ども達の「ダッシュ対決」も行われ、講義は大きな拍手に包まれて終了しました。
佐藤さんの講義開催にあたっては、学研ホールディングスが窓口となり、準備を進めていきました。業務と競技を両立させている佐藤さんは、出張や練習に忙しい中「受講してくれる子ども達に、夢の大切さを伝えたい」と全面的に協力していただきました。 さらに、サントリービジネスエキスパート(株)様から、協賛として「サントリー天然水」ペットボトルを約700本もご提供いただいたのです。
受講した子ども達からは、「とても楽しかった」「義足で走るのは大変だと思った」といった感想が寄せられました。佐藤さんの姿を通じて、一人でも多くの子どもが、夢や目標の大切さに気付いてもらえれば幸いです。
(谷口正一郎 研究員 (株)学研ホールディングス 経営・事業戦略室)