YouTubeなどのインターネット動画は、新しいメディアの1つとして近年存在感を増している。では、子どもはどれぐらいの頻度でYouTubeなどの動画を観ているのだろうか。

全体では「1週間に1回程度」以上見ている子どもが60.4％と過半数にのぼることがわかった。また、4人に1人の子どもが「ほぼ毎日」（26.9％）見ていると回答しており、YouTubeが子どもにとって身近なものになっていることがうかがえる。学年別では、5年生でわずかに減少がみられるものの、学年が上がるにしたがって頻度が増加する傾向にある。6年生にいたっては、74.0％の子どもが「1週間に1回程度」以上見ていると回答している。

先の質問でYouTubeなどの動画を観ていると回答した子どもに対し、それにどれくらいの時間を費やしているのかを尋ねた。

全体の平均時間は48分で、時間別にみると「30分未満」（46.7％）が最も多く、次いで「30分～1時間未満」（31.5％）、「1時間～1時間30分未満」（10.4％）、「2時間以上」（6.1％）、「1時間30分～2時間未満」（5.3％）と続いた。ここから、全体の半数以上（53.3％）の子どもが1日に「30分以上」費やしていることが分かった。

学年別では、1年生の平均が「46分」であるのに対し、小学6年生は「51分」となっており、わずかではあるが学年が上がるにしたがって増加する傾向であることがわかる。