【図43】・【図44】は、将来役に立つと思う教科のうち、教科が好き・嫌いと応えた割合を集計したものである。

「国語」や「算数」、「理科」、「社会」に関しては、教科に対する好き・嫌いは「将来役に立つ」と思うか思わないかの結果とほぼ重なっていることが見て取れる。一方「外国語活動（英語）」に関してはその傾向は見られない。2020年度以降の「外国語活動（英語）」については、3年生からの必修化や5年生からの教科化といった影響による意識の変化に注目していく必要があるだろう。

また、「嫌いな教科はない」子どもは「将来役に立つと思う教科」として「総合的な学習」を選ぶ割合が高いことがわかった。学習指導要領の改訂に伴い、教科の領域を超えた視点を持つ授業が増えることが予想されるため、それが「嫌いな教科はない」と答える子どもを増やすことにつながる可能性も考えられる。