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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2022年9月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習に関する調査」

5.メディア・通信機器について
通信機器の利用目的・時間/日
★「動画」や「ゲーム」など学習以外での利用が上位。オンライン学習も定着しつつある。

【図】以下のような目的で1日にどれくらいの時間を通信機器の利用に費やしていますか。

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小学生のネット利用の目的の1位は「動画閲覧(学習以外の目的で)」(平均52分)、2位は「ゲームをする(学習以外の目的で)」(平均48分)で、2021年の調査と同じだった。1位、2位とも1時間未満という層が大多数だが、1日3時間以上というヘビーユーザーが動画に4.7%、ゲームには4.4%いることも留意したい。学年別にみると、男女ともに4年生の利用平均時間が一番長い(1位「動画閲覧」は58分、2位「ゲームをする」は59分)。高学年になると自由に使える通信機器の所持率も増加し、「連絡手段2(友達と)」や「情報発信(動画やSNSの投稿を含む)」の利用時間数が増えるため、情報機器をコミュニケーションツールとして利用することが多くなるようだ。なお、通信機器を連絡手段として利用している割合は,小学生全体で,家族との連絡は51.6%、友達とは32.8%だった。

昨年と同様、「学習(オンライン授業、動画閲覧、学習アプリ等を含む」は3位にランクイン。2019年は9分、2020年が16分、2021年と今回調査が19分と、家庭での情報機器を使った学習が定着しつつある。GIGAスクール構想により1人1台の端末というハード面はほぼ実現した。家庭でも利用できるソフト面が充実すれば、今後も家庭でのオンライン学習がより定着するだろう。