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白書シリーズWeb版

中学生白書Web版 2017年8月調査

【調査テーマ】「中学生の日常生活・学習に関する調査」

10.学習参考書・問題集について
購入理由
★予習から復習、復習から受験へ。購入目的は学年で変化!

【図35】(学習参考書・問題集を購入している人対象)
    学習参考書や問題集を購入する目的は何ですか。

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先の質問で学習参考書・問題集を購入している中学生に対し、購入する理由について質問した。 中学生全体をみると、1位「学校の授業の復習」(37.3%)、2位「受験のため」(21.5%)、3位「学校の授業の予習」(16.9%)となるが、学年によって上位の回答に変化が見られる。

1年生では、1位「学校の授業の復習」(36.4%)、2位「学校の授業の予習」(32.7%)、3位「学習塾や通信教育の学習で使うから」(12.7%)と、他学年と比べて「学校の授業の予習」が重視されている。

2年生では、1位「学校の授業の復習」(55.8%)、2位「学校の授業の予習」(17.3%)、3位は同率で「学習塾や通信教育の学習で使うから」「その教科に興味があるから」(9.6%)と、「学校の授業の復習」の割合が圧倒的に高い。一方、「学校の授業の予習」は、1年生よりも15.4ポイント下がっている。

3年生では、1位「受験のため」(42.9%)、2位「学校の授業の復習」(24.3%)、3位「学習塾や通信教育の学習で使うから」(18.6%)と、「受験のため」が2年生より35.2ポイント高くなっている。また、「学習塾や通信教育の学習で使うから」の数値も1・2年生より高い。

これらの結果から、各学年の学習参考書や問題集に求める目的が、1年生は学校の授業の「予習」と「復習」の両方、2年生は学校の授業の「復習」、3年生は「受験」と変化していくことがわかる。