保育業界全体の課題解決に向けた「保育イノベーションコンソーシアム」の始動について

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)は、3月17日、日本生命保険相互会社(社長 : 清水博)が幹事社となり組成する、保育業界全体の課題解決の推進に向けた保育イノベーションコンソーシアムに参画し、始動いたしましたのでお知らせいたします。


 当コンソーシアムには、設立時点でライク株式会社、株式会社ニチイ学館、株式会社グローバルキッズ、ニッセイ情報テクノロジー株式会社および株式会社学研ホールディングスが参加し、今後も積極的に社会福祉法人含む全国の保育事業者や自治体等の参加を呼びかけ、保育業界全体の持続性向上、さらなる発展につなげてまいります。

■「保育イノベーションコンソーシアム」 設立趣旨

 保育業界では、保育士不足、DXの遅れ等で現場業務がひっ迫しており、IT化等による保育士の負荷軽減を含む保育事業環境の改善が必要な状況です。 当コンソーシアムは、保育事業者単独では実現が困難な、保育事業者が抱える課題の解決に向けた施策を共同、連帯して実施するとともに、今後、当コンソーシアムの活動の輪を拡げ、保育業界全体の持続性向上とさらなる発展に貢献し、日本社会を担う子どもたちの未来と安心して子育てができる社会の実現に向けた取り組みにつなげてまいります。

■ 「保育イノベーションコンソーシアム」 主な推進内容

●ライク社と共同で開発するシステムの導入促進による業務効率化支援

●共同調達等のコスト削減による保育所経営の安定化支援、人材シェアリングスキームの構築、保育士魅力向上施策等を検討・推進

●行政への申請手続きや職員処遇、配置基準、補助金等の各観点での改善要望を取り纏め、こども家庭庁への働きかけの実施

■ 学研グループは、コンソーシアム参画によって下記を進めてまいります

● 学研の保育用用品、幼児教室など、保育の付加価値化につながる商品やサービスの導入

● 保育士の離職防止、育成等に寄与する仕組み化
 

■株式会社学研ホールディングスについて

https://www.gakken.co.jp/

 1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、「科学」と「学習」に始まった学習教材の出版コンテンツ事業、教科書・保育用品など園・学校事業を、医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業、保育園・学童などの子育て支援事業を展開。グローバル150か国以上で教育・医療福祉に関わる活動を行っています。2023年11月、新たに掲げた大志(Aspiration)「人の可能性をどこまでも追求する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。2024年9月期売上高1,855億円、連結子会社79社。東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:9470)。