株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原 博昭、以下「学研」)と株式会社エナジード(東京・新宿/代表取締役社長:氏家 光謙、以下「エナジード」)は、2024年3月13日付で業務提携契約を締結しました。2023年の12月に学研よりエナジードに出資を行い、両社がそれぞれ取り組んできた探究学習サービスの更なる発展に向けたアクションプランの具体化を進めてまいりました。学研とエナジードは、今回の資本業務提携を通じて一人ひとりが自分と向き合い、学ぶ目的、好奇心を持って自らの将来を切り拓いていくための探究コンテンツ・ソリューション開発を協働で推進してまいります。
近年、「自分で考えて動く力」や「GRIT(やり抜く力)」など、非認知能力の重要性は教育・職場・社会全体において再評価されています。教育分野では従来の知識偏重型の大学試験から脱却した総合型選抜の拡大や探究科目の必修化など、非認知能力を評価する傾向が顕著です。OECD(経済協力開発機構)が推進するPISA(国際学生評価プログラム)などの国際的な学力評価でも、認知能力だけでなく非認知能力を測る指標を取り入れる動きがあります。
このように、学力とともに、非認知能力を養うことの重要性は年々認識が進んできている中で、学研グループでは従前より書籍、知育教材や学研教室での様々なサービスを提供してまいりました。今回の資本業務提携によってエナジードが強みを持つ中高生、及び社会人向けのコンテンツ・ノウハウを活用して新たな提供価値の創出に取り組んでまいります。
その第一弾として、学研塾グループにおいて2024年4月より順次、非認知能力を高めるプログラムを受講した生徒の学力に与える影響を検証する実証実験を開始いたします。これを通して、生徒の学習に対するモチベーションを高め、成果に結びつけることができる学研塾グループ独自のカリキュラムの開発を目指します。
また、ますます高まるリカレント・リスキリングのニーズに対して、企業研修や社会人向けサービス、及びグローバル展開も視野に入れたコンテンツ、ソリューションの拡充を進めてまいります。
エナジードは教育事業において、「一人ひとりが自分の可能性を理解し、自らの生き方に誇りを持てる社会を実現する」というビジョンのもと、中高生の自己効力感を育むサービスを提供しています。
これまでに800以上の教育機関で導入され、生き方を考えるための素養を育成する学習として注目を集めています。
生徒はデジタル教材を用い体系的な学習をおこない、先生は専用のサイトを通じて生徒の日々の小さな変化をリアルタイムで把握することができます。これにより、将来にわたって役立つ自立した思考と行動の力を、多角的な機能を駆使して生徒の成長を支援することが可能です。
この仕組みに継続的に取り組むことによって、生徒が自分自身の可能性を深く理解し、自信を持って行動にうつせるよう成長を促します。
法人事業では、「次世代型人材・組織開発プログラム」を企業に提供しています。
このプログラムは、社員の自ら考え実行する力を育成することで能動性を引き出し、組織の生産性を最大化することを目的としています。提供するコンテンツは、「成長アセスメントツール」「ENAGEED BASIC」「ENAGEED ADVANCE」の3つから成り、組織と個人の「能動性」の成長を可視化し、実践を通じてチーム牽引スキルを習得させる実践型プログラム、そして能動的なマネジメント層の育成を支援します。このプログラムは、7つの基盤能力(個人)と7つの基盤条件(組織)を指標に、組織全体の目標達成へと導くための具体的な手法を提供します。
■株式会社エナジード
URL:https://enageed.jp
・代表取締役社長:氏家光謙
・法人設立年月日:2012年10月1日
・資本金:650,055,701円(資本準備金含む)
・所在住所:〒160-0015東京都新宿区大京町22-1 グランファースト新宿御苑8階
・事業内容:教育コンテンツ・企業研修コンテンツの開発・販売
その他各種学習支援サービス