~品川区の小学生を対象に、学研グループとbiimaで共同開催~

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川区/代表取締役社長:宮原博昭)は、21世紀型教育の総合キッズスポーツスクール「biima sports」等を運営する株式会社biima(東京・渋谷区/代表取締役:田村 恵彦、以下「biima」)と共同で、品川区の小学生を対象としたスポーツイベント「足が速くなる教室」を開催いたしました。本イベントは、学研グループのノウハウとbiimaの科学的なスポーツプログラムを融合し、動画解析ツール『SPLYZA Motion』を活用しながら、親子で正しい体の使い方や速く走るために意識するポイントを学んでいただきました。

■実施背景

子どもの体力は、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、基礎的運動能力は依然として低い状況にあるといわれています。 また、近年、積極的にスポーツをする子どもとそうでない子どもの二極化が顕著に認められていて、「運動習慣の二極化」という社会課題としても取り上げられています。中学女子においては、スポーツをほとんどしない子どもが3割を超えているといわれています。
 このような状況を受け、体力測定事業を行う学研と連携し、小学生の運動能力向上を実現するための新しい試みとして、本取り組みを開始することになりました。
今回のイベントにご参加いただいた親御様のアンケートでは、「お子様の走るフォームを改善したい」「動画解析ツールを活用した取り組みに興味があった」「自分自身で子どもに走る指導をしたい」といった動機でご参加いただいた親御様が多く見受けられました

■イベント概要

本イベントは、子どもたちの運動能力向上を目的に、「走り方」に特化したプログラムを実施しました。学研グループが提供する体育関連の知見と、biimaの最新のスポーツ科学に基づいたスポーツプログラムを融合させた内容で、参加した親子に「速く走るためのコツ」や「正しい体の使い方」を楽しく学んでいただきました。また、本イベントは従来の先生・コーチからの一方的な指導ではなく、親子で一緒に参加できるアクティブラーニング型の形式で実施しました。具体的には、実際の陸上選手の動画と自分の走りの動画を親子で比較しながら、姿勢や、足の上げ幅などを確認し親子で理想の走り方や改善ポイントについて話し合うことで、実践的な学びを深めることに繋げました。

イベント当日の様子
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イベント当日の様子

また当社グループは、探究的スポーツ教育のテック企業の株式会社SPLYZA(静岡・浜松/代表取締役社長:土井 寛之、以下「SPLYZA」)と資本業務提携を締結しており、今回のイベントでは、SPLYZAが手掛けるAIによるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」を活用しました。参加者一人ひとりの走り方を動画で撮影し、。プログラムに参加する前とプログラムを参加した後の動画の比較を行ったところ、多くの子供たちが速く走るために重要な「ピッチ数(足の回転数)」や「ストライド(歩幅)」が向上しておりました。

動画解析ツールの撮影の様子。プログラム参加前(オレンジ点)に比べて、参加後(ブルー点)にほうが膝の上り方が高くなっており、ストライドが向上していることがわかります。
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動画解析ツールの撮影の様子。プログラム参加前(オレンジ点)に比べて、参加後(ブルー点)にほうが膝の上り方が高くなっており、ストライドが向上していることがわかります。

<SPLYZA Motionとは(https://motion.products.splyza.com/)>

AIによるマーカーレス3D動作分析アプリ。カメラ1台でAIによる3D動作解析が可能なモーションキャプチャアプリです。教育・ヘルスケア・スポーツなどの分野で100を超える組織にご活用いただいています。

■参加者のアンケート結果

イベントには50名以上の方が参加をし、事後アンケートでは94%が「とても満足」「満足」と回答しました。参加者の方より以下のようなコメントをいただいております。

  • 映像、動画分析を見ながら学べたことが、わかりやすくて良かった。
  • 科学的なアプローチでフィードバックをもらえてよかった
  • 一方的に教えられるのではなく、子どもが自分で考えて実践する流れがとても良かった。
  • 動画で比べたので自分の走り方がどうなっているかわかりやすかった。

■今後の展開

学研グループではこれまで、保健体育教科書、副読本・実用書、スポーツ動画コンテンツ、及び体力測定事業を通じて体育、スポーツ領域の発展に貢献してきました。更なる付加価値創出を狙い、出資先スタートアップと協業してサービスのデジタル化やデータ分析に基づくパーソナライズされた新しい体育、スポーツ教育の在り方の提案を進めております。今後、biimaをはじめ、自治体や学校、地域スポーツクラブとも連携を深め、子どもから大人、シニアまでが生涯を通してスポーツに親しみ、スポーツを通じて学びを得られるようなサービス開発を進めてまいります。

■株式会社biimaについて

(https://biima.co.jp/)
2016年創業の「asobi」×「manabi」を融合した新しい教育サービスを提供するEducational Design Company。全国400教室以上を展開する総合スポーツスクール「biima sports」や、総合キッズダンススクール「biima Dance」など、21世紀型教育を基盤としたスクール事業を運営。 さらに、21世紀型幼児教育を実現する総合スポーツ保育園「biima school」、キャンプやツアーを通じた教育エンターテイメントサービス「biima adventure」、スポーツトイやバット、テニスラケット等のオリジナルのスポーツグッズの販売事業など、多角的な教育サービスを展開中。人生を豊かにする「asobi」と「manabi」を提供し、子どもたちや大人たちがワクワクし、夢中になりながら多くの学び・気づき・経験を得られるサービスの展開を目指しています。

■ 学研ホールディングスについて

(https://ghd.gakken.co.jp/)

1946 年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、「科学」と「学習」に代表される学習教材の出版コンテンツ事業、教科書・保育用品など園・学校事業を、医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業、保育園・学童などの子育て支援事業を展開。グローバル 150 か国以上で教育・医療福祉に関わる活動 を行っています。 2023 年 11 月、新たに掲げた大志( Aspiration )「人の可能性をどこまでも 追求 する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。 2024 年 9 月期売上高 1,855 億円、連結子会社 75 社 2023 年 9 月 期時点) 。 東京証券取引所プライム市場上場(証券コード: 9470 )。