株式会社学研教育みらい(東京・品川区/社長:宮原雄一)と株式会社学研教育出版(東京・品川/社長:中村雅夫)とは、学校図書株式会社(東京・北区/社長:奈良威)と、デジタル教科書プラットフォームの共同開発に合意致しましたのでお知らせします。

本格的な公教育でのICT導入の動きを鑑み、共に小中学校の、各教科の教科書作りに知見の深い学校図書と、「保健体育」「道徳」などの教科書・副読本作りで定評の学研教育みらいでは、それぞれ指導者用デジタル教科書及び児童・生徒用デジタル教科書の開発を検討してまいりました。
その過程で、学校現場の実態や先生方のニーズを最優先に、「現場に必要とされるデジタル教科書」をフレキシブルに開発するためには、両社の知見だけではなく、文部科学省・総務省のICT実証実験の参画実績があり、学校、塾、市販問わず豊富な教材コンテンツを有する学研教育出版の3社の力を結集させるべきとの見解で合致し、この3社による共同開発を行う運びとなりました。

3社が開発するデジタル教科書プラットフォームのポイントは以下の通り。

◆教育ICTが急速に導入される学校現場で、日々試行錯誤される先生方の声や指導法を活かす。
◆小中連携、教科横断、特別支援等に力を入れ、教科書開発に長年携わってきた学校図書、学研教育みらいのノウハウを活かす。
◆学研教育出版の有する文部科学省、総務省のICT実証実験、デジタル教科書開発実績を活かす。
◆学研グループのもつ豊富なコンテンツ(学校・塾・家庭向け教材、児童書、図鑑、辞書、百科事典、ドリル、学習参考書、一般書籍、雑誌、ムック等)と開発素材とを、“調べ学習“をはじめとする学びに役立つ資料として活かす。
学校図書、学研教育みらい、学研教育出版は、デジタル教科書を「学びのコンテンツ」と捉え、共同開発プラットフォームを土台に、その可能性を広げる挑戦をしてまいります。

プラットフォームの開発は学研教育出版が担当。2015年2月完成を目指します。
また、共同開発するプラットフォームは、教科書会社、教材会社、出版社、放送局、新聞社等各種メディアにも共同利用を呼びかけてまいります。

【共同開発プラットフォームの特長】

  • 従来からある学校現場の授業スタイル、指導方法を継承することで、導入の負担を軽減。
  • 教師や児童・生徒が直感的に使えるインターフェースと安定的動作。
  • 学習効果面を詳細に検討した動画やアニメーション、音声等の導入。
  • 教科書と関連学習資料のスムースな連携による授業内容の充実と教材研究・授業準備時間の短縮。
  • 学校で使われるさまざまなOS(Windows7及び8互換、iOS、Android)の端末に対応(Android OSのバージョンは限定)。
  • 今後検討が進むデジタル教科書の標準化にも柔軟に対応。

※ iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
※ 「Android」は、Google Incの商標または登録商標です。
※ Windows7 および Windows8 は米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の商標です。