株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研プラス(東京・品川/代表取締役社長兼COO:南條達也)は、2022年7月16日(土)より、「『ニューコース』50周年記念キャンペーン」を実施。キャンペーン中は、現行版の『ニューコース』のカバーイラストをスマートフォンの壁紙として無料でダウンロードできる。期間は2023年4月末まで。

『学研ニューコース参考書』は、1972に創刊された、歴史あるシリーズです。「くわしくわかりやすい解説」と「豊富なビジュアル」で、日々の勉強・定期テスト・高校入試までカバーする定番参考書として親しまれ、創刊以来のシリーズ累計発行部数は4500万部超!『ニューコース』を使って勉強したという方も、10代〜60代の幅広い世代にかけて、多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、創刊50周年を記念して、最新の『ニューコース』のカバーイラストを壁紙として無料ダウンロードできるキャンペーンを実施いたします。
ダウンロードできる壁紙のイラストは全5種類。キャンペーン期間中、約2か月に1度、壁紙のイラストが変わります。
また、一部書店にて、キャンペーン期間中に、『ニューコース』50周年を記念したオリジナルのしおりを配布いたします。

〇ダウンロード期間
2022年7月16日(土)~2023年4月末
※キャンペーンは予告なく終了する場合があります。

〇壁紙のダウンロードは下記のサイトから
https://gakken-ep.jp/extra/newcourse50nen_kabegami_dl/

〇ご協力いただいたイラストレーターさま
へちまさん(地理)(Twitter @hechima10040)
いつかさん(国語)(Twitter @itukaki)
くじょうさん(英語)(Twitter @kujyoo11)
サコさん(理科)(Twitter @35s_00)
456さん(数学)(Twitter @456log)

『ニューコース』シリーズについて

創刊50周年の節目に、編集者として本シリーズに長年携わり、現在は学研プラスの常務取締役を務める土屋徹(つちや とおる)氏に、『ニューコース』のこれまでの歩みとこれからについて、インタビューを行いました。

■決して便利ではない環境で追い求めた“見やすさ”

―『ニューコース』が創刊50周年を迎えたということですが、土屋さんは今までこのシリーズにどのように携わってこられたのでしょうか?

1996年に入社してすぐ、編集者として『ニューコース中学歴史』の改訂を担当しました。それを含め3回ほど改訂に携わりましたが、2回目には表紙カバーのアートディレクションも担当しました。
ちなみに初版の『ニューコース』は1972年2月創刊。私は1971年12月生まれなので、ほぼ同い年なんです(笑)。

―『ニューコース』を作るうえで、こだわっていたことは何ですか?

こだわったのは「見やすさ」です。図やイラストをどの位置に、どれくらいの大きさで配置するか、レイアウトには毎回苦労しました。わかりやすくする工夫として、
・本文の見出しを「~か?」などの疑問形の文にする
・図表と本文の文字色を合わせる(色対応)
などを編み出しました。

―今では参考書の当たり前になっている見せ方を、開発されたのですね。

そうですね。内容の正確性はもちろんのこと、どうやったら見やすくなるか、わかりやすくなるかということには、とことんこだわりました。悩み出すと、キリがないほどでしたね。

―当時、いちばん大変だったことは何ですか?

私が改訂を担当した社会科には、「文字情報」以外にも「写真」「地図」「図表」「イラスト」など、さまざまな構成要素があり、それらのすべてアナログで組み立てればならなかったのが、いちばん大変でしたね。
今では考えられませんが、当時は夜中の2時から3時くらいまで会社にいて、編集作業をしていました(笑)。でも、そういった苦労をして作った本だからこそ、今でも愛されているんだと思います。私だけでなく、歴代の担当者はみな見やすさとわかりやすさにこだわって作っていますので。

■変化した時代の先に。最新の『ニューコース』に込められた想いとは。

―最新の『ニューコース』をはじめて見たときの印象はどうでしたか?

『ニューコース』の表紙カバーは、伝統的に全面イラストで構成されることが多いのですが、それを踏襲しつつも、これまでのテイストとはかなり異なっていることに驚きました。
中学校生活を応援するというコンセプトを前面に押し出した、素敵な表紙ですよね。

紙面については大きくは変わっていませんが、前より色使いをすっきりとさせ、余白もとってゆったりとさせた印象で、圧迫感なく使うことができるよう配慮されていると思いました。解説は、これまでどおりとてもわかりやすいですね。

―最新の『ニューコース』のいちばんの魅力は、何だと思われますか?

単なる勉強のための参考書ではなく、中学生活を応援する一冊になっているところだと思います。
小学校から中学校に進学するときの不安や、「高校入試に向けてどのように勉強したらよいかわからない」という悩みにこたえるため、さまざまな工夫をこらしていますよね。素敵な中学校生活を想起させる表紙カバーのイラストや、冒頭の導入マンガもそうですし、すぐに役立つ勉強や生活アドバイスのコラムも入っています。
『ニューコース』の見た目や中身は時代とともに変化していきますが、「読者である子ども自身に寄り添う」という想いは、これからも変わらず持ち続けていきたいですね。

■先の見えない時代で“より良く生きるための力”を身につけるために

―学研といえば、長年教育業界をリードしてきた企業です。これからの時代を生きる子どもたちには、どのような「学び」が必要とお考えですか。

現行の学習指導要領から、「主体的・対話的で深い学び(いわゆるアクティブ・ラーニング)」「21世紀型スキル」「探究型学習」などが重視されるようになり、今までの「知識重視型」の学習からの転換が叫ばれています。私たちも、「与えられた答えを覚えるのではなく、正解のないことに対して、自分で考えることができる子どもたちを育てたい」と思っていますので、『ニューコース』のような総合型の学習参考書は、まさにそういった新しい学びにも対応できるような作りになっていると思います。
『ニューコース』は、知識を理解するためだけでなく、自分なりに調べたり、他者と協働学習したりするときのツールとして有効に使ってもらえると思います。『ニューコース』を活用して、先行きの見えない時代、変化の激しい時代、グローバルの時代を「より良く生きるための力」を身につけてほしいと思っています。

50年にわたり、多くの編集者の手によって改訂が行われてきた『ニューコース』。歴代の『ニューコース』で培われた、くわしさ、わかりやすさ、見やすさなどの良い部分は受け継ぎつつ、時代に合わせた新しい変化を加えることで、多くの方々に長く愛される商品になっていることがわかりました。

創刊50周年を記念して行われるキャンペーンでは、最新の『ニューコース』のカバーイラストをスマートフォンの壁紙として無料でダウンロードすることができます。イラストは約2か月ごとに変更予定で、今後も素敵なイラストが続々登場します。期間は2023年4月末までですので、ぜひご利用ください。

【聞き手:中村円佳・吉田充希】

【商品概要】
『学研ニューコース参考書』
シリーズ編:学研プラス
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
発売日:2021年3月4日
判型:A5判変型/248〜332ページ
電子版:あり
発行所:(株)学研プラス
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/

【本書の購入はこちらから】
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