株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研スタディエ(さいたま市/代表取締役社長:亀谷眞宏)の展開する、宮城県の総合進学塾 あすなろ学院では、3/19(日)に楽しみながらSDGs(持続可能な開発目標)を学べる、無料の小学生イベントを開催します。

学研スタディエは、第1回さいたま市SDGs認証企業に、教育産業として唯一認証されており、様々なSDGs推進活動を行っていますが、中でもESD(持続可能な開発のための教育)に力を入れています。学研スタディエグループである宮城県の総合進学塾 あすなろ学院では、令和3年度 宮城県ストップ温暖化賞大賞・とうほくSDGsアワード2022 奨励賞を受賞した、小学生向けのSDGsワークショップ「ミライ思考」の第6弾を今春開催いたします。

今春のSDGsワークショップ「ミライ思考」は、あすなろ学院初となる小学生が企画したイベントになります。

イベント詳細・お申込み

日時:3/19(日)13:30~16:00
会場:あすなろ学院 各教室
参加:無料
コンテンツ:
1.ゼロワン調査隊 動画発表&「みんなでチャレンジ マイクロプラスチックを探せ!」
2.海洋プラゴミでレジンアクセサリーを作ろう
3.ゼロワン亘理すごろく大会
詳細・申込:あすなろ学院webサイト 以下特設ページ
https://www.asunarogakuin.jp/feature/sp-2022_sdgsworkshopspring.php?utm_source=link&utm_medium=prtimes&utm_campaign=prtimes0212miraishiko

初となる小学生自身が企画したイベント 経緯

~ゼロワン調査隊 発足~
令和4年5月、亘理町での海洋ゴミ調査を起点とした探究学習講座を開講。
ゼロからイチを生み出す経験を小学生にして欲しいという願いを込めた、
「あすなろ学院 ゼロワン調査隊」の活動はスタートしました。

~先行研究学習~
5月21日に、公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)主催の海洋ゴミセミナー、
5月28日に、今回の調査起点となる、福島県から宮城県亘理町へと注ぐ阿武隈川の海洋ゴミ調査を既に行っていた、宮城県立白石高等学校 省エネ・循環型社会社会ゼミ の高校生の発表を聞きました。

~海洋ゴミ調査実施~
6月4日、初のフィールドワーク。阿武隈川河口部である、宮城県亘理町隈崎にて、海洋ゴミ調査を行いました。
みやぎ海岸美化協議会スタッフのアドバイスを受けながら、川寄り・海寄りなど調査箇所による漂着物の違いや、
1m×5mの範囲内で、拾えるだけゴミを拾う調査を行いました。海浜植物や生物など、参加児童の興味関心に寄り添ったフィールドワークとなりました。

その後、参加児童より「同年齢の子達に、ゴミがこんなにあることをまずは知って欲しい」という意見が出たため、中間発表動画を作成いたしました。是非ご覧ください。

~樹脂リサイクルのプロフェッショナル 訪問~
7月2日には、今回特別協力の株式会社MSC(宮城県・仙台市/代表取締役社長:麦谷貴司氏)の本社オフィスで、日本の樹脂リサイクルの現状と課題について学習しました。
中でも「プラスチックを悪者にすれば問題は解決するのか」という麦谷社長の言葉が、参加児童に大きな衝撃を与えました。

~集めた海洋プラスチックから植木鉢をつくってみて~
7月23日、麦谷氏が代表を務める(有)京浜金属工業(宮城県・柴田郡)にて、白石高校生とともに、これまで回収してきた海洋プラスチックから、植木鉢を作る実習を行いました。加熱すると有害物質を出すプラスチックや、海水によって劣化した部分を除去したり、それでも発生する有毒ガスを吸着させる薬品など、多くの時間と手間暇をかけて完成した植木鉢に、参加児童は大感激でした。技術・時間・手間暇がかかる分だけコストがかかること、そもそも需要と供給の観点からビジネス化には高い壁があること、一方ケミカルリサイクルで熱と発電に活かせる技術が既にあることを学びました。
当日の様子は、tbc東北放送 日本財団海と日本PROJECT in みやぎ で放送されました。

~イベント準備に加え、亘理町の魅力探検も!~
8月27日、この時期は今春の「ミライ思考」準備に加え、亘理町の魅力探検に赴きました。
亘理町観光協会が運営する、「震災語り部の会ワッタリ」にて、東日本大震災当時の様子、町に残る爪痕を見て回りました。

その後は、地元のみやぎのあられ様、作間屋 支店様、からふと屋様にお邪魔して、亘理町の名産について教えていただきました。
※今春あすなろ学院にご入塾された方には、もれなく参加児童がチョイスした亘理町の「うまいもん」をプレゼントいたします。

みやぎのあられ様でのあられ手焼きを体験する参加児童たち
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みやぎのあられ様でのあられ手焼きを体験する参加児童たち

~プロモーションを考える~
9月24日には、これまで企画してきた「ミライ思考」に、どうしたらより多くの小学生に参加してもらえるのか、を考えるために、株式会社 電通東日本様に「キャッチコピー講座」と、株式会社 河北新報社様に「伝わる文章の書き方講座」のご協力をいただきました。

河北新報社様にて
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河北新報社様にて

当日参加児童が書いた、ミライ思考のコンテンツの一つ、「ゼロワン亘理すごろく」の紹介を引用します。

ゼロワンすごろくを通して知れること
小6(当時)Mさん
私達はいますごろくを作っています。すごろくの内容は私達ゼロワンが研究している海洋プラスチックのこと、亘理町のことがはいっています。主役は海の動物です。海洋プラスチック問題の、影響が一番出ているのは海の動物だからです。

次になぜ、亘理町なのか。亘理町は2011年に起きた東日本大震災で大きな津波被害などが出ています。そこで亘理町は復興に向けてとても頑張っていることがわかりました。それを応援したいのが私達の思い。そこですごろくにその思いをたくさん詰めました。

すごろくを通して皆に知ってもらいたいこと、それは、海洋プラスチックのせいで暮らしに困る動物達、東日本大震災復興に向けて頑張る亘理の方々たちを応援してほしいということです。ぜひ、たくさんのことが学べたらいいなと思っています。

~動画制作・アクセサリー作り準備・「みんなでチャレンジ マイクロプラスチックを探せ!」準備~
9月・10月には、再度亘理町隈崎での「みんなでチャレンジ マイクロプラスチックを探せ!」の作成に、白石高校主催のササフェスにて、海洋プラスチックを入れたレジンアクセサリー作りの伝授、発表用動画の制作を行いました。

白石高校主催 ササフェスにて
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白石高校主催 ササフェスにて

未来を切り拓く力を

学んだことを活かし、自分の生きたい道を切り拓く「生きる力」は、いま学習指導要領でも求められ、次々と入試問題にも出題されています。果たして海洋ゴミ・プラスチック問題に対し、様々な人々の力を借りながら「ゼロワン調査隊」の児童たちが出した答えとは何か。一人でも多くの小学生が、自分自身の今と未来を考える契機になれば幸いです。