株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 Gakken(東京・品川/代表取締役社長:五郎丸徹)は、2023年7月27日(木)に累計35万部突破の人気学習マンガ『COMIC×STUDY』シリーズの『マンガでわかる中学数学 中3』を発売いたしました。
「マンガなのに勉強になる!」「勉強なのにゲラゲラ笑える!」
そんな参考書を、みなさんはご存知でしょうか?
シリーズ累計200万部超の「まんが攻略BON!」シリーズを大幅リニューアルし、2020年に発売された『COMIC×STUDY』シリーズ。それから3年余りで『COMIC×STUDY』シリーズとしても累計発行部数は35万部を突破しました。
「子どもがゲラゲラ笑いながら読んでいる!」「勉強嫌いでも楽しめる!」「小学生が中学の内容を覚えられた!」などのレビューが多数寄せられ、これまでに刊行した11冊はすべて重版がかかるなど、参考書市場で唯一無二の存在感を放っています。
このシリーズの数学(中1~中3)を担当したのはソウさん。『マンガで分かる心療内科』シリーズ(少年画報社)などでキレキレのギャグが大人気のマンガ家です。
今回『マンガでわかる中学数学 中3』発売を記念して、ソウさんへのインタビューを敢行しました。「数学」の編集担当でもあり『COMIC×STUDY』シリーズ全体のプロデュースを手掛けたGakken・宮﨑純さんと一緒に、「ギャグマンガ×参考書」ヒットの裏側に隠されたエピソードを語っていただきました。
――まずは「中3編」の発売おめでとうございます! 「マンガで楽しく学べる」がコンセプトの『COMIC×STUDY』シリーズですが、「数学でボケる」……って大変ではないですか?
ソウ:文章題とかは割とボケやすいんですけど、計算だけだとなかなかどうしたものかなと苦心しました(笑)。自分自身、数学が苦手な理系だったので、学生時代もあまり考えていなかったような……。今回執筆にあたり参考書を読んで、「数学ってこんなに面白いんだ」と改めて気づきました。
宮﨑:マンガにするとなると一度ちゃんとインプットしないといけないから、結構勉強が必要になりますよね。振り返ってみると、「計算すると“数字の精”が消えてしまう」など数学的に分かりやすい例で説明しつつ、ボケが前の単元とつながっているとかのマンガ的工夫もあって、すごくアカデミックなギャグ漫画に仕上がったなって思います。
ソウ:参考書としてのわかりやすさと、マンガとしての面白さの両立にすごく苦労しました。わかりやすく説明する流れを最初に考えるんですけど、その後、そこにギャグを入れて邪魔をしていくんですよ。ボケって流れを乱す作業なので(苦笑)。ですので、あやふやなボケにしない、ボケにははっきりツッコむなど、メリハリをつけて説明のわかりやすいギャグマンガを目指しました。
――思い出のページなどあれば。
ソウ:「中1編」の、ハジメくんのお父さんが出てきた場面が今でもよかったと思いますね。個人的にはとぼけた、特にツッコミ無くボケ続けるみたいな空気感が結構好きだったりします。
宮﨑:シュールな空気ですね。「最終的には8つぐらいになりたいですね」とか、何の話?ってかんじですよね(笑)。
――「中3編」にも似た会話が出てきましたね。他にも「中1編」で出た「しぼり汁」が「中3編」にも登場しています。見つけたときは感動しました!
宮﨑:「しぼり汁」は伏線の回収ですよね?
ソウ:ありましたっけ? あまり覚えてない……。過去のボケの再利用かもしれないですね(笑)。今回出てくる「ハジメくんのお母さんが実は○○だった」っていう設定はわりと最初から決めてたんですけど、全然伏線も張れませんでした。(※ハジメくんのお母さんに隠された衝撃の過去とは……!?「中3編」でご確認ください!)
宮﨑:最後のおまけマンガもいいですよね。
ソウ:ああ、それはずっとやりたくて(笑)! カフェのシチュエーションをやりたかったんですが本編でできなくて、今回おまけページのお話をいただいたんで、「あ、じゃあちょっとやろう」と(笑)。
宮﨑:2ページだけですが、勉強要素なしのギャグマンガなので、中3まで読んでくれた読者へのちょっとしたごほうびみたいな感じですね。私もおおいに笑わせてもらいました。
――今回の「中学数学 中3編」の刊行で、『COMIC×STUDY』シリーズはいったん完結とのことですが、さかのぼると始動から6年かかっているとのことですね。振り返ってみていかがですか?
宮﨑:このシリーズはソウさんに最初にお声がけしたんですよ。で、最後までお世話になりました(笑)。
ソウ:最初は「中1~中3の内容を1冊にする」というお話でした。でも、最初のネームをお見せしたら「面白すぎるから、1冊にまとめるのはもったいない」と言っていただいて、3冊に増えたんですよね。
宮﨑:3冊ぜんぶ面白いので判断に間違いはなかったです。6年かかりましたけど。
ソウ:そういってもらえると嬉しいです。6年かかりましたけど(笑)。
宮﨑:このシリーズでは教科ごとにいろいろなマンガ家さんに描いていただいているんですけど、シリーズの方向性を決めるために、まず、ソウさんにキャラ設定と1・2話ほどネームを仕上げてもらったんです。それで、世界観とかボケの密度とかを決めて「面白い。これでいこう」となってから、そのネームを他教科のマンガ家さんたちにも共有しました。「これぐらいボケちゃっていいですよ」ということで。そうしたら、「え、こんなにやっていいんだ?」と、みんな吹っきれてくれて、面白いギャグマンガ参考書シリーズとなりました。
基準を作っていただいたという意味で、『COMIC×STUDY』シリーズのイズムを作り上げたのはソウさんですね。
――シリーズ全体の評判も高いですし、数学もとても面白いと好評です。
ソウ:好評なんですね、良かったです。本当に。マイナスな意見が1つでもあると凹んじゃうから、SNSとか口コミとかは普段見ないんです。けちょんけちょんに言われたらどうしようと思ってました(笑)。わかりづらいし面白くないとか……。
宮﨑:ええ?(笑) まったく逆ですよ、おもしろいしわかりやすい。絶対ずっと売れ続けるシリーズになると思います。このクオリティで、マンガで、中学数学を説明できる方って多分いないですから。
――最後に、ここまで読んでくださった読者のみなさんへメッセージを!
ソウ:『COMIC×STUDY』シリーズをすでにお読みの方、本当にありがとうございます! まだ読まれていない方、ぜひ一度試し読みいただけると大変嬉しいです! 自分は数学担当として、とにかく楽しく学んでいただけるよう力を尽くしました! 本書がみなさまのお役に立てれば幸いです!
宮﨑:ちゃんと勉強になって、しかもマンガとしてのクオリティがめちゃくちゃ高いという、唯一無二の参考書シリーズになっています。ぜひ『COMIC×STUDY』をご覧になってください。
【商品概要】
『マンガでわかる中学数学 中3』
原作:ソウ 作画:霧中望
定価:1,210円 (税込)
発売日:2023年7月27日
判型:A5判/144ページ
電子版:同時配信
ISBN:9784053049230
発行所:株式会社 Gakken
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/1130492300
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