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小学生白書Web版 2013年3月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

留学のメリット
★留学は外国語や外国文化への理解を深める

【表Z-1】海外留学のメリット(全体・複数回答・%)

図

小学生は留学にどのようなメリットを感じているのだろうか。本調査では、「海外留学すると、どのような良い点があると思いますか」との設問を設け、5つの選択肢から当てはまるものすべてを選んでもらった。

回答をみると(表Z-1参照)、小学生全体では、「外国語を話したり、外国のことを深く理解したりすることができる」との回答が最も多く、67.5%を占めた。留学は、多くの小学生にとって、外国語や文化に触れる機会として捉えられているようである。つづいて、「将来、外国の会社で働いたり、世界中の人のためになる仕事についたりすることができる」が21.7%、「今の自分を変えたり、自信を持てたりすることができる」19.5%、「いろいろな人と競争して、自分の能力を磨いたり、高めたりすることができる」11.9%、の順で回答の割合が高かった。一部の小学生に限られるが、海外留学は、将来の職業や職場に向けた準備、今の自分を変えたり能力を高めたりする機会としての意味をもっているようである。

この結果を学年別でみてみると、若干の変化ではあるが、学年が上がるにつれて、「将来、外国の会社で働いたり、世界中の人のためになる仕事についたりすることができる」(1年:17.0%→6年:26.2%)の回答が増加している傾向がみられる。ここからは、学年が上がるにつれて、留学経験を将来の進路と結びつけて捉えるようになる様子がみてとれる。

(立正大学講師:丹治恭子)

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