TOP > 白書シリーズWeb版 > 小学生白書 > 30年史(1989~2019年)

白書シリーズWeb版

小学生白書30年史(1989~2019年)

【調査テーマ】「小学生の学習・日常の30年を振り返る」

第2部 小学生の生活・生活環境の変遷
4. 興味・関心
(3)よくやるスポーツ 
★男女共通の人気は「ドッジボール」「かけっこ」

表2-4-(3) よくやるスポーツ(男女別:1989~2019年)

●男子

↑クリックすると大きな図が見られます

  • (注1)2019年は3つまでの複数回答、他は複数回答
  • (注2)1997年のみ3年生の回答なし

表2-4-(3)(男子)は、小学1~6年生男子のよくやるスポーツ 上位5位の変遷を示したものである。

 男子の特徴としてまず挙げられるのは、チームスポーツかつ球技の人気が高いということである。「野球」「キャッチボール」「サッカー」「ドッジボール」は30年間にわたる全調査期間において人気の高いスポーツであり、この中から複数のスポーツが毎回5位圏内に入っている。特に「サッカー」と「ドッジボール」の人気は高く、1990年代から2000年代にかけて、交互に人気1位を争うスポーツであった。球技以外では、「かけっこ」「水泳」の人気が根強く、全調査期間を通じて、どちらかが3~5位に入っており、2019年には「かけっこ」が1位となっている。

「野球」「サッカー」「水泳」は、習い事としても人気のスポーツであり、多くの小学生男子が習い事として取り組んでいることが人気の要因の一つであると推測できる。また「ドッジボール」「かけっこ」は小学校での体育やレクリエーションの定番であり、学校での体育競技・娯楽として長年親しまれている様子がうかがえる。

年代ごとの特徴としては、1990年代・2000年代の「サッカー」人気の背景として、1993年のJリーグ開幕や1998年・2002年・2006年のサッカーワールドカップにおける日本代表の出場と活躍が影響していることが推測できる。このことは、1998年・2002年の男子人気1位が「サッカー」であることからも読み取れる。一方、全調査期間を通じて高い人気を博している「サッカー」と比較して、2000年代以降は「野球」が5位以内にランクインする機会が少なくなる。その代わり、2000年代以降の9回の調査のうち「キャッチボール」が7回ランクインしている。

表2-4-(3) よくやるスポーツ(男女別:1989~2019年)

●女子

↑クリックすると大きな図が見られます

  • (注1)2019年は3つまでの複数回答、他は複数回答
  • (注2)1997年のみ3年生の回答なし

表2-4-(3)(女子)は、小学1~6年生女子のよくやるスポーツ 上位5位の変遷を示したものである。

男子と比較して女子に顕著な特徴は、球技が少ないことである。30年間にわたる全調査期間を通じてランクインしている「ドッジボール」と「バドミントン」以外でランクインしている「なわとび」「かけっこ」「水泳」「てつぼう」は、いずれも非球技である。(「水泳」を除く)これらは小学校低学年から取り組むことができ、道具もあまり必要とせず手一人でも手軽に楽しむことができるスポーツであるといえる。また、「水泳」は男子同様、女子にとっても習い事として定番化しているスポーツであることが、多くの小学生が取り組んでいることに繋がっていると考えられる。

女子のよくやるスポーツの変遷を見ていくと、年代に関わらず多くの年で「なわとび」が1位となっており、人気なスポーツとして確立されていることがわかる。次いで「かけっこ」が人気を博しており、2000年代以降は「ドッジボール」の人気が高く、特に「ドッジボール」は2000年・2005年で「なわとび」を抜いて1位となっている。

小学生白書Web版 2020年8月調査