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白書シリーズWeb版

小学生白書30年史(1989~2019年)

【調査テーマ】「小学生の学習・日常の30年を振り返る」

第2部 小学生の生活・生活環境の変遷
5. お金
(1)おこづかい(金額)
★おこづかい額は長年かけて減少傾向

表2-5-(1)  おこづかい(金額)(1989~2019年)

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図2-5-(1)  おこづかい(金額)(1989~2019年)

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  • (注1)月次おこづかい支給率は、毎月おこづかいを貰っている小学生の割合

表2-5-(1)は、小学1~6年生のおこづかい(金額)の変遷を示したものである。毎月おこづかいを貰っている小学生の割合(月次こづかい支給率)と毎月の平均金額の推移を示している。図2-5-(1)は、上記の表を図示したものである。

まず、毎月おこづかいを貰っている小学生の割合を見ていきたい。最も目に付くのは、1991年から2019年の約20年間で、おこづかいを貰っている小学生の割合が約7割から約4割へと30ポイント近く下落したということである。直近の2017年から2019年にかけても40%前後で推移しているため、下落は一時的なものではないようだ。また、『小学生白書』は2011年以降に調査母集団が変わっているが、2013年から2015年の期間はおこづかいをもらう割合が上昇し、2000年代の割合と遜色がないため、母集団の変更だけが要因であるとも言い難い。

おこづかいの平均月額の推移も、毎月おこづかいを貰っている小学生の割合同様に下落傾向にあり、約20年で4割程度の約300円減額している。また、図2-5-(1)であるように、おこづかいの平均月額と毎月おこづかいを貰っている小学生の割合は、連動(相関)する傾向が見て取れる。1991年から1996年までの下落、1997年から2001年までの上下動、2002年から2006年までの停滞、2011年から2015年までの上昇と2016年以降の停滞と軌を一にしていることが分かる(ただし、2011年については月次おこづかい支給率は最低を記録したが、平均金額が180円急上昇している)。

金額でみると2015年に981円と過去約20年で最高金額を記録した後、2016年には479円と5割以上減少、2018年には407.1円と過去最低金額となっている。近年は6割近い小学生が毎月のおこづかいを貰っておらず、貰えたとしても最盛期の半額以下で20年前より300円減の400円代となっており、小学生の経済事情も楽ではないようである。ただし、本調査結果ではわからないが、保護者から都度必要額を支給されている小学生も一定数いるものと考えられる点は留意しておきたい。

小学生白書Web版 2020年8月調査