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小学生白書30年史(1989~2019年)

【調査テーマ】「小学生の学習・日常の30年を振り返る」

第2部 小学生の生活・生活環境の変遷
5. お金
(2)おこづかい(使い道) 
★男子は「おもちゃ」、女子は「文房具」に使う傾向。近年は「貯金」が上位

表2-5-(2) おこづかい(使い道)(男女別:1998~2019年)

●男子

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  • (注1)1998年から2013年までは単数回答、2017年以降は複数回答

表2-5-(2)(男子)は、小学1~6年生男子の1か月のおこづかい(使い道) 上位5位の変遷を示したものである。

男子のおこづかい(使い道)の特徴として第一に指摘できるのは、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」人気の高さである。1998年~2013年に至るまで、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」が連続して1位を占めている。また2017年~2019年においても、選択肢が「おもちゃ」と「ゲーム機・ゲームソフト」に分裂してしまったためか、1位を「お菓子などの食べ物」や「貯金」に譲っているが、2つを合わせるとこの3年間も連続して1位を占めていたことになる。割合をみても、男子は1998年以降の全調査期間に渡って、おこづかいの3割以上(3分の1以上)を「おもちゃ」「ゲーム機・ゲームソフト」に使っていることがわかる。

さらに「おもちゃ(ゲームソフト含む)」に次ぐのが、「お菓子などの食べ物」である。2005年まで「その他」と交互に2位・3位に入り、2006~2013年には連続して2位、2017年・2019年には1位となっている。「お菓子などの食べ物」に使うと回答した小学生男子の割合は近年増加しており、2017年以降は3年連続で4割を超えている。

その他、「スポーツの道具など自分の好きなこと」にコンスタントにおこづかいを使っているのも男子の特徴である。2013年までの全調査期間で「スポーツの道具など自分の好きなこと」がランクインしており、7%~18%程度の男子が該当している。

近年の特色としては男女ともに「貯金」も主な使途となっており、2017年・2019年に2位、2018年は1位となっている。近年の小学生は堅実になってきているようである。

表2-5-(2) おこづかい(使い道)(男女別:1998~2019年)

●女子

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  • (注1)1998年から2013年までは単数回答、2017年以降は複数回答

表2-5-(2)(女子)は、小学1~6年生女子の1か月のおこづかいの使い道 上位5位の変遷を示したものである。

女子のおこづかい(使い道)として特徴的なのは、「文房具」の人気の高さである。「文房具」は1998年以降の全調査期間、13回にわたる調査全てで5位以内にランクインしているのみならず、1998年・2001年・2002年・2004年で2位、2000年・2003年では1位となっている。「文具」と回答した割合も毎回1~3割に上ることから、女子が毎月のおこづかいでコツコツと文具を購入している様子がうかがえる。

男子同様、女子の使い道としては「お菓子などの食べ物」も定番化しており、2000~2005年には連続して3位、2006年・2011年・2013年には2位、2017年・2019年には1位となるほどの人気がある。また、年を追うごとに「お菓子などの食べ物」におこづかいを使う女子の割合は増えており、2017~2018年には4割以上の女子がおこづかいで「お菓子などの食べ物」を購入している。

一方、男子と対照的な女子の特徴が「本・雑誌」「おもちゃ(ゲームソフト含む)」に見て取れる。男女ともに「本・雑誌」は5位圏内に頻繁にランクインしているものの、女子では2006年・2011年・2013年には1位となっている。一方、男子に人気の高い「おもちゃ(ゲームソフト含む)」に関しては、女子は男子の半分程度の割合となっている。

近年の特色としては、「貯金」も主な使途となっており、2017年・2019年に2位、2018年は1位となっている。近年の小学生女子は、男子同様の堅実さを見せているようである。

小学生白書Web版 2020年8月調査