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白書シリーズWeb版

高校生白書Web版 2021年8月調査

【調査テーマ】「高校生の日常生活・学習に関する調査」

5.メディア・情報通信機器について
オンライン学習で利用する通信機器
★2人に1人が自分専用のスマートフォン!

【図11】(通信機器を使っている人対象)
ふだんの学習で利用している主な通信機器は何ですか。(複数回答可)

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GIGAスクール構想における公立高校への「1人1台端末配備」は、文部科学省の調査(※1)によると、全国で2割程度しか完了していない。こうした状況の中、高校生はどのような通信機器でオンライン学習に取り組んでいるのだろうか。その実態を探るため、今回初めて調査を行った。

最も多い割合は「スマートフォン(あなた専用)」(54.8%)で、やはりスマートフォンが圧倒的な1位となった。「自由に使える通信機器」調査を2018年度調査2021年度調査で比較すると、「パソコン(家族と共有)」の割合が47.3%から36.2%と11.1ポイントダウンに対した一方で、「スマートフォン(あなた専用)」が81.5%から87.8%と6.3ポイント増加している。特に2021年度調査によると、高校1年生のスマートフォン使用率が93.0%と、ついに90%越えの大台に乗った結果となっている。このことから、オンライン学習にスマートフォンを利用する割合が最も高くなるのは必然なのかも知れない。

しかし、学年別にみると男女ともに高校3年生のスマートフォンの使用割合が低い。また、ふだんの学習で通信端末を使用しないと答えた割合は、高校3年生男子で33.0%、高校3年生女子で38.0%と、他の学年よりも高い結果となっている。大学受験の勉強は、対面授業などオンライン以外の学習方法のほうが主流のようだ。

スマートフォンなど身近な端末でオンライン学習を受けることは手軽な反面、集中力の持続や学力の定着といった面においてはまだ明らかになっていない。引き続き調査が必要である。