高校生はSNSをどれくらい活用しているのであろうか。多くのSNSはその使用に年齢制限が設けられているが、高校生の利用実態はどうなっているのだろうか。

調査結果によると、男女別の使用方法に大きな違いがみられた。「「いいね」を付けたり、RTしたりする」（男子45.0％、女子61.3％）、「自分で情報を発信する」（男子27.3％、女子32.7％）、「コメントを書き込む」（男子25.3％、女子29.7％）など、SNSへの積極的な関わり方をしているのはいずれも女子のほうが多いようだ。一方で、2021年度に実施した「ネットを介した出会い」、「ネット犯罪のリスク」調査では、ネットやオンラインゲーム等を通じて知らない人と親しくなる割合やネット犯罪に巻き込まれそうになった経験について、顕著な男女差はみられなかった。

学年別にみると、高校3年生ではSNSを利用している生徒が減っていることもわかる。しかし近年はSNSも多様化し、芸能人なども参入しているほか、学習系のSNSなども増えていることから、学年を問わずSNSを利用する高校生は今後増える可能性がある。