学研グループの取り組むべき重要課題「マテリアリティ」

2019年に学研グループの重要課題「マテリアリティ」を特定し、中期経営計画「Gakken2023」とともに事業活動に活かしてきました。
 
この度、日々変わる外部環境に対応するために、3年ぶりにマテリアリティを再検討しました。更新にあたり、前回のマテリアリティ特定プロセスを活かしながらも、さらに強化したポイントは以下の2点です。
 

  1. 「サステナブル・マテリアリティ」と「フィナンシャル・マテリアリティ」の二軸(ダブル・マテリアリティ)から分析を実施したうえで、二軸の重なりにあたる項目だけでなく、学研グループが持つユニークな価値観も取り入れて特定したこと。
  2. フィナンシャル・マテリアリティの評価において、次期中期計画のプロジェクトメンバーやグループ各社の経営幹部などにリサーチを行い、当グループの多様な価値観、幅広い年齢層の意見を取り入れたうえで、経営層でのディスカッションを経て特定したこと。

サステナブル・マテリアリティ(縦軸)
SDGパートナーズの協力を得て、各課題における市民社会や投資家の関心度の高さによって評価。

フィナンシャル・マテリアリティ(横軸)
当グループの経営層に対して「2030年時点における、企業価値を高めるための重要度」についてアンケート調査を行い、その結果を横軸の評価として使用。

学研グループの新しい5つのマテリアリティと、マテリアりティに紐づくおもな事業の取り組みは、以下のようなものがすでに進んでいます。

世界で活躍できる人材の

創出と新しい教育への挑戦

  •  ESDとしての学びの提供(教室・塾事業、出版コンテンツ事業)
  • 自由な想像力・知的好奇心を刺激するコンテンツの提供(出版コンテンツ事業)
  • 「Gakken STEAM Program」の世界各国への提供(グローバル事業)
  • TOKYO GLOBAL GATEWAYでの新しい教育(出版コンテンツ事業)

教育・医療福祉における

地域・経済格差解消への貢献

  • {ViSC}^{ヴィスク}“Virtual Smart Campus”構想による教育の地域格差解消の試み(教室・塾事業)
  • 学研ライブラリー等の電子書籍コンテンツ(出版コンテンツ事業)
  • 保育ICTシステム 「{hugmo}^{ハグモー}」 による園業務の効率化(園・学校事業)
  • 「サービス付き高齢者向け住宅」による持続可能な社会保障制度の維持に貢献(高齢者住宅事業)

生涯成長し続けることによる

ウェルビーイングの実現

  • 認知症状の緩和・改善と自立支援の取り組み(認知症グループホーム事業)
  • 児童発達支援施設「クロッカ」、フリースクール「みらいゲート」での療育、多様な学びの機会、居場所の提供(子育て支援事業)
  • 学研版地域包括ケアシステムによる多世代が心ゆたかに生きる社会の実現(高齢者住宅事業)

業界全体の人材価値向上

  • 看護師e-ラーニング事業による専門性向上への貢献(出版コンテンツ事業)
  • 学研アカデミー事業による保育士・介護士養成(医療福祉事業)
  • 認知症に関する出前授業(認知症グループホーム事業)
  • 塾講師の研修(教室・塾事業)

持続可能な

サプライチェーン構築

  • 高齢者住宅事業における{ZEB}^{ゼブ}(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル){Ready}^{レディ}取得による環境負荷低減(高齢者住宅事業)
  • 環境に配慮した輸送手段の選定(出版コンテンツ事業)
  • 印刷・加工・製本過程での環境に配慮した取り組み(出版コンテンツ事業)