夏休みの宿題を少しでもやった子に対して、「あなたは、夏休みの宿題をいつやりましたか。」と聞いた結果が【図45】である。「夏休みの始めの方にまとめてやった」（28.9％）と「毎日少しずつやった」（56.5％）を合わせると85.4％の小学生が計画的に宿題に取り組んでいることが分かる。一方で、夏休み最後にまとめて終わらせる “駆け込みタイプ”は14.5％と少数派という結果になった。近年、目標を達成するためのモチベーションを維持し続ける力が注目されているが、小学生の頃の習慣は大人になってからの姿勢にも少なからず影響するといえよう。そういう意味では、今回の結果は肯定的に受け取れるのではないだろうか。さらに深めるのであれば、計画性や毎日コツコツ続ける姿勢を維持するために、どのような要因が働いているのか気になるところである。