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小学生白書Web版

小学生白書Web版 2016年9月調査

【調査テーマ】「小学生の生活・学習・グローバル意識に関する調査」

12.保護者の意識について
学校に求める役割と学校の満足度の関係
★「(学校に)求めるものはない」を選んだ保護者は、学校への満足度が低い。

【図49-3】学校に求める一番大切な役割(保護者)×学校への満足度(保護者)

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保護者が学校に求める役割によって、学校への満足度には差があるのだろうか。「あなたは、保護者として学校に求める一番大切な役割は何ですか」の問いに「学習」を選んだ保護者は、学校に「まあ満足している」(72.0%)割合が最も高く。「満足している・計」は84.0%となり、授業に対しての満足度(34.1%)と比較して学校全体に対しての満足度は高い。ここから“学校の授業だけで十分だと考えているわけではないが、学校自体にはおおむね満足”という姿が見えてくる。
また、求める役割別に「満足している・計」を見ていくと、「生活態度」を選んだ保護者は、「満足している・計」80.0%「友達づくり」を選んだ保護者は、82.2%、「社会規範(ルール)を守る」を選んだ保護者は、81.9%と、おおむね授業に対する満足度より高い結果となった。
「求めるものはない」を選んだ保護者は、「まあ満足している」(41.5%)が最も多く、「満足していない」33.8%が続く。「とても満足している」と「まあ満足している」を合わせると49.2%となり、他の選択肢よりも満足度は3割ほど低い。
【図49-2】に示した「学校に求める一番大切な役割×学校の授業に対する満足度[クロス集計]」に続き、学校に「求めるものはない」と答えた保護者は、学校に「満足していない 計」(50.8%)という結果が出ている。ここでも、もともと学校への期待度が低い保護者は、学校への満足度も低いという見方ができるのではないだろうか。