子ども達の生活の中で、学校で過ごす時間は多くを占めている。では、子ども達は学校生活において、どのようなことで困ったり悩んだりしているのだろうか。

全体で見ると、1位「忘れ物」（31.3％）、2位「宿題」（28.0％）は他項目と10ポイント以上の差をつけて上位にランクインしている。

さらに学年別・男女別で見ると、それぞれに特有の結果が表れている。学年別では、小学1年生では他学年と比較して男女共に「給食」「登下校」「トイレ」の割合が高い。初めての学校生活に慣れるまでの不安が読み取れる。

男女別で10ポイント近い差が現れた項目として、「忘れ物」は男子（37.7％）の方が女子（25.0％）よりも高く、「友達」については女子（23.3％）の方が男子（14.5％）よりも高い点が特徴的である。

また、「成績」について困ったり悩んだりする子どもが急増するのは、男子で小学4年生から、女子で5年生からとなっている。男女共に、高学年になるにつれて学習内容が高度になり、家庭によっては受験をするかどうかを検討するなどして、成績について気になりだすことが要因として考えられる。

ほか、「その他」と回答した子どもが全学年で男女共に10％近くいるという点は気になる結果となっている。