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白書シリーズWeb版

小学生白書Web版 2019年8月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活・学習に関する調査」

9.その他
性の多様性(LGBTQ)の認知
★高学年では約半数がLGBTQを認知。

【図44】「性の多様性(LGBTQ)」を知っていますか。

↑クリックすると大きな図が見られます

近年、性別や生き方の多様性への理解が現代社会の課題として大きく取り上げられている。そのような中で、子ども達はどれくらいLGBTQ(※1)について知っているのだろうか。

全学年を合わせた「どのようなものか知っている」「言葉を聞いたことがある」(以下、「認知度」とする)の合計は34.9%であり、半数に満たない結果となった。男女別の認知度は男子33.2%、女子36.7%となり、女子の方が3.5%上回ったが、大きな差はなかった。学年別で比較すると、男子は学年を上がるに従って徐々にパーセンテージが上がっていくのに対して、女子は小学4年生から5年生に上がる高学年移行時期に19%も急激に増加している。

学年別で見ると、5・6年生になると約半数の児童がLGBTQについて認知しているという結果になった。

※1 LGBTQとは、「Lesbian(レズビアン)」(=女性同性愛者)、「Gay(ゲイ)」(=男性同性愛者)、「Bisexual(バイセクシュアル)」(=両性愛者)、「Transgender(トランスジェンダー)」(=出生時の性別にあてはまらない性自認を持つ人)、「Questioning(クエスチョニング)」(=性自認や性的指向が定まっていない、あるいは定めない人)・「Queer(クィア)」(=セクシュアルマイノリティの総称)の頭文字をとって表したもの。