人材育成の取り組み~5つの重点人財育成

中期経営計画Gakken2025「SHIFT」においては、従業員の可能性を広げるために、図のように①~⑤の施策を推進しています。以下、それぞれの施策について紹介します。

「SHIFT」を達成するための5つの重点人材育成

① 行動指針 Gakken 頭文字(Initial) Values の浸透

学研グループの従業員の行動指針として、新たに〝Gakken 頭文字(Initial) Values〞を策定しました。Gakkenの頭文字で表現することで従業員への浸透を図り、従業員の日々の業務のよりどころ、判断基準とするとともに、従業員の評価基準としています。

② ダイバーシティ採用

幅広い事業を展開する学研グループにおいて、人材の多様性は欠かせません。それぞれの事業に必要な専門的技能・知識を有する人材はもちろんのこと、〝すべての人〞に価値提供していくためには、ジェンダー、年齢、人種、国籍、障がいなど多様なバックグラウンドを持つ人材が不可欠です。学研グループでは、新卒採用はもちろんのこと、通年の経験者採用を行うとともに、リファラル採用、アルムナイ採用にも取り組んでいます。

③リスキリング(学研仕事塾)

教育事業を展開する学研グループならではのリスキリングで従業員の可能性を広げています。研修カリキュラムは、Gakkenが発行する社会人向け書籍、TOASUが提供する企業向け研修、TOKYO GLOBAL GATEWAYによる語学研修等の自社コンテンツを活用し、「学研仕事塾」として体系化しています。グループ全社から自主的に参加する学研仕事塾は、受講者どうしで互いに学びあうとともに、連携による事業アイデア創出など共創による化学反応を生み出しています。

④多様な事業経験

リスキリングでの学びを事業経験で生かすことで従業員を育成します。教育・医療福祉の分野で事業展開する学研グループならではの取り組みとして、グループ内外への出向・転籍、グループ横断プロジェクト、グループ内ベンチャーなど越境学習によるキャリア形成を推進しています。グループ人材公募、キャリアチャレンジ制度など従業員の手挙げによる自律的なキャリア形成も推奨しています。

⑤経営幹部の選抜・育成

事業ごとにグループ会社を有する学研グループでは、学研ホールディングス、グループ各社の次期経営層、経営幹部の育成が最重点課題です。学研仕事塾のなかでも、役員、管理職、管理職候補者については、「道場」と称して、学びと経営課題解決を掛け合わせた実践型のカリキュラムで育成しています。また、「G-Leaders」では、手挙げから選抜された受講生が経営幹部をめざし、グループ経営トップから「創業の精神」「グループ理念」「経営者マインド」を学んでいます。