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小学生白書Web版

小学生白書Web版 2014年9月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

4.家庭生活について
携帯電話について
★ケータイ使用率は24.5%、学校では禁止

【図4-⑲】ケータイ使用率

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【図4-⑳】学校への持ち込み状況

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家庭生活の最後の調査項目は、携帯電話の使用状況と学校への持ち込みについて。 「あなたは自分専用のケータイ、もしくはスマートフォンなどを使用していますか。」という質問の回答結果が上の【図4-⑲】だ。1~6年生全学年の平均は、「従来型のケータイ(ガラケー)」が20.6%、「スマートフォン」が3.9%で、合計した携帯電話使用率は24.5%だった。まだ小学生全体では、75.5%と大半の子どもは使用してない。ただ、学年が上がるとともに使用率は増加している。また、男子に比べ、各学年共に女子の使用率が高い結果となっている。小学1年生の男子は10.0%だが、5・6年生男子は約3割の子が使用している、と回答している。女子では1年生でも、16.0%が使用、6年生になると、41.0%とかなりの割合で携帯を使用していることがわかる。一般にはスマートフォンが多数派になったが、2014年9月現在ではまだ平均3.9%、どの学年でも1割以下になっている。

下の【図4-⑳】は「あなたの学校では、ケータイやスマートフォンを持ってくることが許されていますか。」という質問に対する回答をまとめたものだ。学年で多少ばらつきはあるが、全体の平均で、小学校で携帯の持ち込みが「許されている」のは12.6%、「持ってきても良いが、授業中は預けることになっている」のが5.8%、合わせて約18%だ。全国の小学校の約8割は、「携帯電話の持ち込み」を許してはいない。

最後に、上の二つのグラフの下部の地域別データから、東京ほか首都圏を含む「南関東」では、携帯電話の使用率、学校の持ち込み率が高いことがわかる。児童が巻き込まれる犯罪や事件の多い都会では、セキュリティの面から保護者が持たせるケースも多いと思われる。