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小学生白書Web版 2014年9月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

8.サブテーマ②「3月調査追跡 新中一生意識・実態」
中1ギャップ 期待と現実
★入学前の期待通りの新中1生ライフ

【図8-③】中学校に入学して楽しいこと、楽しくないこと(比較図)

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【図8-④】中学校に入学して楽しいこと

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【図8-⑤】中学校に入学して楽しくないこと

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新中1生に対する2問目は、「中学校に入学して、小学校に比べて楽しいこと、楽しくないことを教えてください。」という質問だ。楽しいこと、楽しくないことをまとめたのが上の3つの図表だ。

楽しいことでは、「新しい友達などの人間関係」75.5%、「部活動のこと」74・0%の支持が多く、「先輩との関係のこと」も42.5%と比較的、高評価となっている。それぞれ楽しくないと回答している子は1割以下なので、全体としてうまくいっているようだ。

楽しくないことは、「教科別の先生による勉強(成績)のこと」38.5%、「必修のダンス授業のこと」27.0%、「必修の武道の授業のこと」26.5%が上位に並んだ。この3項目はすべて、「楽しい」と答えた子より、「楽しくない」と答えた子の数が多くなっている。しかし、【図8-⑤】では、「当てはまるものがない」つまり、「楽しくないものはない」が39・5%が一番高くなっているので、中学生活はおおむねうまくいっているようだ。

前回調査の「子どもの期待と不安、保護者の心配」と照合しても、おおむね子どもたちが、入学直前に期待していた通りの結果になっていることがわかる。6~7割の子が期待していた、「新しい友達、人間関係」「部活動」は実際今回の調査でも7割以上の子が「楽しい」と回答。また逆に4割以上の子が不安に思っていた「新しい友達、人間関係」と「教科別の先生による勉強(成績)のこと」の2つについては、それぞれまったく違った結果となっている。「新しい友達、人間関係」で楽しくないのは、4.5%と低く、入学して不安解消?人間関係は楽しくこなしている子が多い。一方「教科別の先生による勉強」はやはり38・5%が楽しくないと回答。入学前の不安通り、甘くはないと実感しているようだ。