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小学生白書Web版 2015年10月調査

【調査テーマ】「小学生の生活・学習・人間関係等に関する調査」

4.日常生活について
お小遣い(金額と使い道)
★毎月のお小遣いの平均金額は1000円未満

【図4-⑪】お小遣いの金額

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【図4-⑫】お小遣いの使い道(複数回答 いくつでも)

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上のグラフ【図4-⑪】は、「あなたが自由に使える毎月のお小遣いの金額(平均)を教えてください」の質問で回答を得た結果だ(もらってない場合は「なし」と回答)。

1~6年生の全学年の平均金額は981円だった。
1年生では68%、2年生では60.5%の子がお小遣いは「0」円だった。
3・4年生になると半数以上の子がお小遣いをもらっており、その平均金額は3年生1,095円、4年生874円で、5・6年生になると、約7割の子がお小遣いをもらっていて、平均金額は5年生934円、6年生896円であった。

学年ごとにくらべると、学年が上がるにつれ、お小遣いの金額が増えるという傾向は見られない。
最も多いのは。3年生(1,095円)、次いで1年生(1,079円)、2年生(1,011円)と続く。この金額は、4〜6年生よりも多く、前回2014年9月調査とはっきり違う結果となった。

下の図表【図4-⑫】は、「毎月のお小遣いのおもな使い道は何ですか?」という質問で、主な選択肢を用意し選んだもらった結果である。

使い道の約4割は「お菓子などの食べ物」で1位。少額で身近に買えるものにお小遣いを使っている。続く2位は「貯金」(34.6%)で、毎月のお小遣いのなかからも、コツコツためている子も多いようだ。ただ6年生になると男女とも、貯金をする傾向が他の学年より下がってくる。
「本・雑誌」(28.2%)は、2014年9月調査の33.4%より下がっているものの、使い道として全体の3位。

男女別にみると、3~6年生女子は「文房具」、4~6年生女子は「本・雑誌」に毎月のお小遣いを費やしている。1~5年生男子は「おもちゃ」、1~4年生男子は「ゲーム機・ゲームソフト」の購入にあてている子も多い。
毎月のお小遣いでは、その範囲内で買える少額のおもちゃやゲーム機を求めている様子が伺える。

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