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小学生白書Web版 2015年10月調査

【調査テーマ】「小学生の生活・学習・人間関係等に関する調査」

4.日常生活について
お年玉(金額と使い道)
★2015年のお年玉の平均額は17,578円で、ここ数年減額傾向に

【図4-⑬】お年玉の金額

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【図4-⑭】お年玉の使い道(複数回答 いくつでも)

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上のグラフ【図4-⑬】は、「あなたが今年(2015年)のお正月にもらったお年玉の総額(全てを足した金額)を教えてください」の質問に、金額で回答してもらった結果だ。(もらってない場合は「0」と回答)

全学年の平均額は17,578円だった。
「1~9,999円」もらっている子は全体の14.3%、「10,000~19,999円」もらっている子は全体の28.2%、「20,000~29,999円」もらっている子は全体の24.3%、「30,000円以上」もらっている子は全体の22.1%となった。

「0」と答えた子は全体の11.3%で、1年生では18.0%、2年生では16.0%がお年玉をもらっていないと回答し、3~5年生も約1割の子がお年玉をもらっていないという結果が出た。
金額は低学年より中学年、中学年より高学年が多くなっている。

【図4-⑭】は、「あなたの今年(2015年)のお年玉のおもな使い道は何でしたか?」の質問に対する結果である。

これは男女各学年共に、「貯金」がダントツの1位で65.0%だが、男女別の各学年平均は、男子は62.0%、女子は68.1%で、女子のほうがより堅実にお年玉を預金している様子が浮かび上がってくる。
2位は「ゲーム機・ゲームソフト」(29.5%)で、3~6年生の男子、4・5年生の女子がゲーム機などを購入するのにお年玉を使っている。
3位は「おもちゃ」(20.3%)で、主に低学年の男子の比率が高い。

【図4-⑮】お小遣い・お年玉の使い道

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上の【図4-⑮】は、前掲の毎月のお小遣いとお年玉の使い道について、2つのグラフを合わせたものだ。

毎月のお小遣いとお年玉の使い道を照らし合わせると、「お菓子などの食べ物」「本・雑誌」「文房具」などの身近なものはお小遣いで購入していることがわかる。
一方、お年玉は「貯金」もしつつ、毎月のお小遣いでは買えない、少し高額の「ゲーム機・ゲームソフト」や「おもちゃ」などの購入にあてているようだ。

お年玉はいわば臨時的な収入であり、だからこその楽しみなお金の使い方なのかもしれない。

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