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小学生白書Web版

小学生白書Web版 2014年3月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

5.電子機器(ネット端末)について
利用したい電子機器の機能
★ゲーム・検索に加え、中学生になったらメール・LINEを使いたい

【図5-⑩】現在よく使う機能、中学生になったら使いたい機能(子ども) ※複数回答

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小学6年生が、実際よく使っていた機能は「ゲーム」と「ネット検索」でそれぞれ5割を超えている。それに続くのが、「動画視聴」で33.6%。you tubeほかインターネット上の話題の動画を子どもたちもチェックしているのかもしれない。

また中学生になったら使いたい機能で、高い数値を示したのが、「ゲーム」「ネット検索」に続いて、「メール」と「LINE」だ。それぞれ、現状で使っている数値を約10%上回っている。中学生になったら、スマホでメール・LINEを使いたい…というのが、2014年新中一生の代表的な気持ちのようだ。

【図5-⑪】現在よく使う電子機器の機能 ※複数回答

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【図5-⑫】中学生になったら使いたい電子機器の機能 ※複数回答

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次に、「よく使う機能」、「中学生になったら使いたい機能」を、それぞれ性別、3つの分析軸(ネット利用時間、進学する中学校、就寝時刻)でのクロス集計をみてみよう。

現在よく使う機能では、女子の「メール」使用が31.6%で男子の12.8%と顕著な男女差が出ている。また電子機器の利用時間が最も長いH層(1.5時間以上)では、音楽26.2%、LINEが20.2%と他の層に比べてかなり高い値の結果だった。公立(3年制)以外の中学校に進学する層で高いのが、「メール」機能で36.7%、逆に「ゲーム」「動画視聴」は低くなっている。就寝時刻で見てみると、やはり最も遅い層(11時以降)で、メール28.6%、動画視聴27.8%、LINE15.8%と他の層にくらべ高くなっている。

一方、中学生になったら使いたい機能では、男子は「ゲーム」56.8%、「動画視聴」35.6%、女子は「メール」40.0%、「LINE」27.2%、男女で顕著な差が認められる。利用時間では最も長いH層(1.5時間以上)が、「メール」「動画視聴」「LINE」が3~4割と高い値となっている。公立(3年制)以外の中学校に進学する層では、「ゲーム」「動画視聴」が比較的低い反面、「メール」は46.8%と他の層より極めて高い数値を示している。、中学受験でも入学後も「メール」が大事な機能となっているようだ。