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小学生白書Web版 2014年3月調査

【調査テーマ】「小学生の日常生活に関する調査」

7.外国語(英語)活動と中学の「英語」について
「英語」以外の外国語への興味
「英語」以外で学んでみたい、興味のある外国語は、「フランス語」「韓国語」「ドイツ語」「イタリア語」「中国語」などが上位。一方、半数以上が興味のある外国語はなし

【図7-⑧】「英語」の他に学んでみたい外国語、興味のある外国語 ※複数回答

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「英語」の他に学んでみたい外国語、興味のある外国語は何か聞いたところ上のグラフの結果となった。第1位は「フランス語」(20.6%)で、以下「韓国語」(11.8%)、「ドイツ語」(10.4%)、「イタリア語」(10.0%)、「中国語」(9.8%)の順で、ヨーロッパの主要国および近隣アジア諸国の言語が上位を占めた。

一方、全体の半数以上(54.4%)が「英語」以外で「興味のある外国語がない(あてはまるものはない)」と答えるなど、「英語」以外の外国語への関心があまり高くないことが明らかとなった。このことは、今後、多文化社会の到来が本格化していく中での課題といえるかもしれない。

性別では、女子は男子に比べて「フランス語」(24.8%)、韓国語」(15.2%)がやや高いという結果が出ている。女子が「フランス語」に興味がある理由は、当研究所の『小学生白書』(2013年3月調査)にもあるように、女子の「将来なりたい職業」の第1位が「パティエ」であることが関係していると思われる。「韓国語」については、一時期のブームは去ったものの、K‐POPの人気がとくに女子において続いていることの表れであろう。

進学中学校別では、地元の公立中学校以外に進学する子どもは「フランス語」(30.4%)が高く、「興味のある外国語がない(あてはまるものはない)」が低いという結果が出た。受験を経験した子どもの方が、英語圏以外の外国に対してもやや関心を持っているのかもしれない。