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小学生白書Web版 2010年9月調査 調査結果

第2章 小学生の日常生活についての意識と実態

遠藤宏美(明治学院大学非常勤講師)

2.小学生の日常生活時間とその内実
(2)高学年になるにつれ、読書と遊びの時間は減少、テレビ視聴とゲーム遊びの時間は増加
④ゲームをする時間
帯グラフ

図2-9.ゲームをする時間(全体/性別)

 図2~9はゲームをする時間についての結果を示したものである。
 全体では「しない」子が約2割(20.1%)であり、する子でも約3分の1(33.1%)が「30分~1時間未満」と比較的短い時間でゲーム遊びを終えているようである。

 男女別にみると、女子の方が男子に比べてゲームを「しない」と回答する割合が高いことが見て取れる(男子:17.3%<女子:22.8%)。また、男子は2時間以上(「2時間~3時間未満」+「3時間以上」)ゲームで遊ぶ割合が女子に比べて高い(男子:12.6%>女子:5.1% )。つまり、ゲームで遊ぶかどうかや遊ぶ時間については性別による差が大きいといえる。
 そのため、図2~10で学年および男女別に見ることにしよう。

 この図からは、どの学年でも女子に比べて男子のほうが「(ゲームを)しない」割合が低いことが確認できるほか、学年が上がるにつれて、ゲームを「しない」子の割合は低くなっていくことがわかる。特に6年男子でゲームを「しない」のはわずか5.0%しかおらず、男子の間でゲーム遊びが広がっていることは明らかである。また、ゲームをする時間も6年男子の23.0%が2時間以上(「2時間~3時間未満」19.0%+「3時間以上」4.0%)ゲームで遊んでおり、1日のかなりの時間を占めているといえる。

棒グラフ

図2-10.ゲームをする時間(学年・性別)

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