TOP > 研究分野 > 教育情報研究分野シリーズ「教育大変動」を語る

研究分野:教育情報研究分野

シリーズ「教育大変動」を語る

第3回

「動き出した小学校英語の必修化」

国語への影響は一切ない
古川:
 英語導入による国語力の低下も懸念されていますが…。
中嶋:
 国語への影響は一切ないと思います。むしろ社会が(例えばテレビの俗悪番組だとか)、国語自体をものすごく乱れさせてしまって、きちんとした国語を使えない日本人が育っている。小学校英語が導入されなくてもそういう状況だ、ということが問題です。

 この間、子どもが「ジェスチャー」という言葉を使うのを耳にしましたが、日本語には「身振り」「手振り」といういい言葉がある。それをきちんと教える教育も必要なのです。国語ができなければ英語もできないし、その逆も真です。英語導入の研究開発学校である千葉県成田市立成田小学校では、国語の学力はむしろ上がっています。

 また、これからの知的社会の時代に生きていく子どもには、異文化を理解させることも早くから行う必要があります。さらには情操教育も重要で、美術や音楽もしっかり行うべきです。

▲このページのトップに戻る

幼児教育研究分野
教育情報研究分野
能力開発研究分野
文教政策研究分野
発達支援研究分野