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研究分野:教育情報研究分野

シリーズ「教育大変動」を語る

第6回

「現役教員にも教員免許更新制度を適用」

修了試験はあるのか?
古川:
 研修はいつ、どこで行われるのでしょうか?
梶田:
 大学が中心になり、教育センターなどでも行われます。しかし、行政の研修とは全く性格を変えたものにします。時期はできるだけ夏休み・冬休みを使ってやります。
古川:
 更新には所定の講習を受けて、修了ということで更新になりますが、その際に試験は行いますか?
梶田叡一
梶田:
 それは考えていません。ただし、修了要件についてはこれから審議します。

 私見では、ハードルは低いほうがいいと思います。つまりきちっと30時間、真面目に出てもらう。例えばレポートか何かを書いてもらって、30時間の講習内容をきちっと自分なりに受け止めているのであれば、それでいいのです。そこで点数を付けるなんていうことも必要なければ、厳しい査定をする必要もありません。出てもらえば、自動的に免許が更新されるということがいいだろうと思います。これは一種の刺激剤ですからね。
古川:
それで社会の声に応えるということはできるのでしょうか?
梶田:
 更新制だけで対応するわけではありませんから。さきほども言いましたが、免許を出すところから入り、教職大学院も含めて総合的に考えていくのです。また別に6年制の教員養成の制度化も今後検討します。

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